予知夢は、本当にあるのだろうか
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車が動かなくなる夢を見たら、翌日、本当に車がエンストをした…。
このように夢で見たことが現実起こると「正夢だったんだ」という人がいます。
前もって、未来を察知するような夢を予知夢と呼ぶ向きもあるようですが、精神分析学の立場では予知夢というものはないと考えられています。
たとえば、車が故障する夢は、前の日に車にのっていて、それとなく車の不調を感じていた。
そろそろ整備点検しなければと思っていたことが夢になって表れ、偶然その翌日に車が故障したと解釈できるわけです。
この夢を見た人は、車の調子がよくないから近いうちに直そうと思ったことを忘れていたのかもしれません。
それだけに、故障の夢がまるで予知夢であるかのように感じてしまうのです。
また、現実の出来事が引き金となって、夢が予知夢であったように錯覚することもあります。