夢をよく見るのは思春期のとき
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大人と子供と、どちらが多く夢を見るのでしょうか。一般に、年齢を重ねるほどに夢を見なくなると思われがちです。
けれど、必ずしもそうとは言い切れません。人によって、各人の心の奥深い世界のありようによってさまざまです。
ただ、最も夢をよく見るのは、子供のとき、
思春期のころというのはそれぞれ経験的にも言えるのではないでしょうか?
小児期は、一生のうちで睡眠時間が最も長く、レム睡眠の時間も長い時期です。しかも、
自我が芽生えるときでもあるので、願望を充足させるためにも、夢が重要な役割を果たすのです。
10歳くらいから第二次性徴が始まる14歳ころには、精神的にも複雑になってくるために、夢を多く見るようです。
親や周囲への反発、性への目覚めなど、心理的な不安用さが増えてくるほど、こわい夢を見ることも多くなります。
高校に入る前後くらいには、恋愛や学校での人間関係、社会への対抗心など、大人と変わらない夢を見始めます。
もっとも、まだまだ精神的に成熟していないために、心の混乱を映し出すような激しい夢が多いのが特徴です。
こうして人は夢を見ながら生きていきます。いくつになっても強い欲求や、大きな野心を持っている人は、
年齢とは関係なくドラマティックな夢を見るようです。