演奏する夢
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現実の自分が、楽器を弾けるかどうかにかかわらず、
夢で演奏をしているのは、そのときの感情のリズムと深く関わっているようです。
バラードのようなゆるやかなテンポの曲を奏でているのは、感情の起伏もそれほど激しくなく、心理的にも調和のとれた穏やかな状態を楽しんでいるときといえます。
ハードロックなど、かなりテンポの速い激しい曲を演奏している場合は、感情の高ぶりやすい状態にいるのでしょう。
演奏している曲が知っている歌なら、その歌にまつわる思い出がどんなものだったかを想起する必要がありそうです。
たとえば、彼とはじめてデートしたレストランで演奏されていたジャズ・ナンバーを演奏しているといった夢なら
「もう一度、はじめて彼と食事をしたときのように、ときめきを感じたい」
という願望が見えてくるわけです。
何度やっても上手に弾けない、突拍子もない変な音を出していしまうという夢は、日常生活の中で、感情的にいらだっている証拠です。
自分の心でありながら、うまくコントロールできないはがゆさ、心理的葛藤が、不協和音となって表現されているのです。
一説には、演奏したり歌をうたったりする夢は、性的な高揚感と結びついているという解釈もあります。
性生活に不満を持つ場合や、ステディなパートナーがいないときなど、一種のマスターベーションとして、楽器を演奏する夢を見るというものです。
とくに女性の場合、ひとりでピアノを弾く夢は、心身ともに愛されない寂しさを抱えて、内向的になっている表れて取ることがあります。